馬券術どおりに買ったら、こうなった。

早起きは三文以上の得(たぶん)

【訂正とお詫び】
先週、「関西版でも『エイトメン』で予想することは可能である」と記述しましたが、
正しくは「関西でも『エイトメン』で予想することは可能である」の誤りでした。
読者および関係者の皆様方には、訂正してお詫び申し上げます。
なお、関西で『エイトメン』を利用して予想したい場合は、
競馬場やWINS(一部)などで『競馬エイト』関東版を購入する必要があります。



初回から誤情報を掲載してしまうという大失態を犯してしまったが、
『エイトメン』はその優秀性をいきなり見せつけてくれた。

先週の更新で挙げた「パーフェクト軸馬」は8頭いたが、
その結果は8戦2勝2着1回。
勝ったトーワベガとトリビュートソングの単勝配当はそれぞれ510円と480円だから、
単勝回収率は100%を優にオーバーしている。
もっとも、PAT口座への入金を忘れてしまった私は、
わずかな残高を増やそうとしたものの午前中であっさり壊滅。
トーワベガの勝つ阪神9Rの遙か前に残高が尽きたため、
「パーフェクト軸馬」の恩恵に与ることはなかった……。

「なーに、バカなことやってんだ(笑)。
でも、『パーフェクト軸馬』の破壊力はわかったんじゃねぇか?
もちろん、『エイトメン』の武器はコレだけじゃないよ。
だけど、いちばんわかりやすいのは『パーフェクト軸馬』だからな、
しばらく買い続けてみて思うところがあったら言ってごらんよ。
そのときは、"次"を教えてやっからよ」

幸い、今週はすでに口座への入金も済ませて体制は万全である。

「おお、そうか(笑)。
じゃあ、ひとつ教えてやろうか。
先週のトーワベガ(阪神スプリングジャンプ)もそうだったけど、
『エイトメン』は障害戦との相性が抜群なんだよ。
俺は障害には手を出してこなかったから、
甥がこのことを教えてくれたときは、ぶったまげたねぇ」

甥というのは『エイトメン』でデータマンの役割を担っている貴弘氏のこと。
その貴弘氏によると、障害戦では調教1位の「パーフェクト軸馬」だけではなく、
調教順位2、3位の普通の「軸馬」でもすさまじい単勝回収率をマークしているそうだ。
(もう一度おさらいしておくと、
『競馬エイト』の★注目馬と調教注目馬の両方に合致するのが「軸馬」。
そのなかでも調教1位の馬が「パーフェクト軸馬」となる)

思うに、平地のレースは熱心に研究するファンでも、
障害戦となると何を基準に買えばいいのかわからない人も多いのではないか。
推測でしかないが、調教内容などはそれほど参考にせず、
「前走2着か。じゃあ、この馬だろう」
といったぐらいで買っている人も多いのではないだろうか。
もし、そんな人を相手と勝負するのであれば、新聞に書いてあることだろうとなんだろうと、
確かな根拠、判断材料を持っている、というだけで非常に有利な戦いになるはずだ。
まして、信頼に足る調教注目馬ならなおさらのことだろう。

折良く、今週土曜の中山には4Rに障害戦が組まれている。
そして、軸馬に該当する馬も1頭いる。
もちろん、そのたった1レースの当たりはずれだけではなにも言えないのだが、
4枠4番のモエレエキスパートに期待してみたいところだ。

そのほかの「パーフェクト軸馬」は以下のとおりとなっている。
もちろん、こちらにも大いに注目するつもりだが、
中山はなぜか朝のレースに偏ってしまった。
マヌケな私のことだけに、寝坊が実に心配ではある……。

●『エイトメン』3月20日分「パーフェクト軸馬」一覧

【中山】
1R ドリームゴスペル
2R アミューズ
3R ゴートゥザミラノ

【阪神】
10R ワールドワイド
11R ヒルノダムール

自分では予想しないほうが、当たるのでは…
出川塁(でがわ・るい)

1977年熊本県生まれ。出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。『競馬最強の法則』『サラブレ』を中心に寄稿。得意ジャンルはデータ解析。メインとする競馬のほか、サッカーでも活動中。

バックナンバー