馬券術どおりに買ったら、こうなった。

有料予想ならクビレベル

先週の更新であげた推奨馬のうち、
当日人気の条件をクリアしたのは前走6着で6頭、
前走3着で2頭の、計8頭。
しかし、日曜京都8Rで8番人気ながら2着に突っ込んだ
ヘリオスシチーの好走はあったものの、1着はなし。
連敗をさらに伸ばす結果となってしまった……。

厳しい。
2010年に入って的中ゼロ。
これが有料予想ならとっくにクビのレベルだろうが、
私自身はまったくあきらめていない。
もともと的中率が高くはないことはわかっていたし、
回収率重視のデータ予想の宿命。
遠くない将来に必ずや的中が訪れて、
本来の回収率に収束するはずだと考えているからだ。

年明け的中ゼロといっても、
前走6着システムでいえば、購入対象となった馬は24頭にすぎない。
これまでも言っているが、20連敗程度は想定の範囲内。
こう言うと開き直りと受け取られてしまうかもしれないが、
外れれば外れるほど、次に的中する確率は高くなっているのである。

とはいえ、
「もしかして、仮説自体が間違っているのでは?」
という心配がないわけではない。
前走6着システムを発見した昨年12月の段階で、
このシステムの単勝回収率122%。
4番人気以下に絞れば単勝回収率135%となっていた(前3年の集計)。

それから約2カ月が過ぎたが、
集計期間の開始と終了を2カ月ずつずらしてデータを再確認したところ、
単勝回収率はそれぞれ114%、127%。
ここのところ的中が来ていないこともあって数字を落としてはいるが、
それでも100%を優に超える数字はキープしている。
3年の集計ともなれば多少負けが込んだところで、
極端に落ち込むことはありえない。
最近競馬のシステムが変わったとも聞かないし、
ちょうどデータの谷間の部分に入り込んでしまっただけで、
そろそろ的中の波が来るはずだ。
今週も信じるのみである。


●今週末(2010年2月20、21日)の該当馬

【土曜・前走6着】
東京12R トーセンマンボ
京都1R ホンマキセキ
京都7R ジョーシンドバッド

【日曜・前走6着】
東京7R ヌーサ
京都2R トウケイウッドマン

・「前走6着システム」先週までの回収率(当日人気を確認し、推奨馬の単勝を同額で購入)……65.2%(42戦2勝)

【土曜・前走3着】
該当馬なし

【日曜・前走3着】
該当馬なし

・「前走3着システム」先週までの回収率(当日人気を確認し、推奨馬の単勝を同額で購入)……0.0%(4戦0勝)

自分では予想しないほうが、当たるのでは…
出川塁(でがわ・るい)

1977年熊本県生まれ。出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。『競馬最強の法則』『サラブレ』を中心に寄稿。得意ジャンルはデータ解析。メインとする競馬のほか、サッカーでも活動中。

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