知恵の言葉

ウラ情報、知られた時点で買い目なし(中編)

競馬社会の情報には、一次情報と二次情報がある。

一次情報は、調教師、騎手、厩務員、馬主などから入ってくるもの。
二次情報は一次情報を集めた専門紙のトラックマンやスポーツ紙の記者が
マスコミを媒体として我々に伝える情報のことで、
騎手、調教師のコメントなどが一般的だ。
この一次情報と二次情報のうち、
マスコミなどを通さない一次情報がつまりウラ情報だ
一次情報は、たとえば新聞の締め切りにまにあわなかった情報をもつトラックマンとか、
厩舎社会に詳しい厩舎関係に勤務している人とかが、
飲み屋の自慢話というかたちでタレ流す。
それがめぐりめぐってファンのところまで届く、
というのが、いわゆるウラ情報の流通経路だ。
もちろん、根も葉もないガセネタもあるが、
「ウラ情報、知られた時点で買い目なし」である。
なぜ買い目がないのか?

「人の口に戸はたたない」
「一度口から出た秘密は秘密でなくなる」
「悪事千里を走る」

などというように、ウラ情報の類はアッというまに知れわたる。
だからこそ、一般の人々の耳にまで入る。
JRAもマスコミも厩舎関係者も、そんなことは百も承知、二百も合点だ。
だから、そのウラ情報が仮に真実であったとしても、
知れわたってしまった場合は実行されることはまずない。
万が一、実行された場合は、JRAでもマスコミでも大騒ぎになるだろう。
そして、それでもし的中したとしても、
みんなも買っているはずだから、うまみのカケラもないはずだ。
ウラ情報なるものがもし耳に入ったときは、結果ぐらいは調べてみよう。
きっと“オオイタチ”がいいところのはずだ。
本当(!?)のウラ情報というものは確かにある。
けれども、本当のウラ情報というのは、
俗にいうウラ情報という形で
われわれファンのところまでは伝わらないから証拠がない。
それに、八百長などというのではなく、単なるウチワ話だから、
成功・不成功も関係ない。

もうひとつ、馬主席にとびかう・・・・・


・・・続きは金曜日の更新をお待ちください!

東邦出版発行『知って得する競馬の金言』より
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