知恵の言葉

ローカルの連闘は勝負気配(前編)

競走馬のローテーションは、
ケガや体調不良でない限り、中2週か中3週が普通である。
つまり、2ヶ月に3回程度つかってくる。
そんななかで、休みをとらず連続して出走している馬がいる。
いわゆる連闘馬だが、基本的には
すべて勝負気配だ
ムリづかいをすれば故障してしまう
という危険を承知したうえで出走してくるのだから
好調であり、勝算ありなのである。
ローカルならなおさらだ
ローカル開催は、主に中央場所の休みのときに行われる。
地域振興という大義名分があるそうだが、
暑さに弱いサラブレッドを
酷暑の新潟、中京、小倉でつかうということ自体、
競馬サークルの救済が目的なのは明らかである。
また、ローカル開催は、
札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉と6個所あり、
多少のズレがあっても、
札幌、福島、中京、そして函館、新潟、小倉が
セットになって開催されることが多い。
つまり、中央場所東西合わせて一日24レースだったところが、
一日36レースになる。
さらに、ローカルの時期は、
スターホースや実力馬は休みにあて、走らないことが多い。
こうしたことから、
ローカルはB級馬の勝負どきといえるが、
ローカルといえども1着は1着。賞金は中央場所となんらかわらないのだ。
競馬サークルの救済が目的と思われてもしかたなかろう。
そういったわけで、ローカルは好成績が残せる条件がそろっているのだから、
好調な馬は連闘してくるのである。

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東邦出版発行『知って得する競馬の金言』より
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