武豊 西川哲 新春特別対談

“スーパージョッキー”武豊騎手と、競馬の世界でトップを目指す東京サラブレッドクラブ社長西川哲が存分に語り尽くしてくれました。
最終回
名馬との巡り合いが、騎手生活の原動力に!

  

競馬は、G1や重賞だけではなく、
いろいろな種類のレースがあるわけだけど、
新馬戦に乗るのは、いかにも楽しそうな気がするよね。

まったく、その通りですね。
ダイヤの原石を探すような感覚があります。
 

新馬戦に関しては、勝利優先? 
それとも、将来を見据えて乗る方?

まずは勝たせたい、という気持ちが強いです。
そのなかで競馬を覚えさせたいというのがある。
自分が続けて乗ることができる若駒なら、
いろいろな競馬をさせてみたい。
レースのパターンは様々あって、
それに対する、幅広い適応力を身に付ける必要がありますからね。

今年は、武ちゃんが主戦騎手を務めた
G1戦7勝馬ディープインパクトの初産駒がデビューしてくるよね。
 

あのDNAを受け継いだ産駒が出てくるわけですからね、
凄く期待していますよ。
もちろん、ディープの仔がすべて走るわけではないけど、
ポンと飛び抜けた、超大物が出てくる予感がしています。

ところで、武ちゃんも、もう40歳。
例えば、10年後の自分の姿を考えたりすることはある?

たぶん現役で乗っていると思います。
正直、自分が騎手を辞めたときの姿って、全然、想像が付かない。
まあ、イギリスの名騎手マイケル・キネーンも、
50歳になって、昨年の欧州年度代表馬シーザスターズに
巡り合ったわけですから、
自分にも、今後、そういう出会いがあるかもしれない。
そう考えると、これからの10年間も、
本当に楽しみになってきますよね!
 

そういう武ちゃんの前向きな姿勢って素晴らしいよね。
自分も、縁があって、
競馬の世界で仕事をするようになったわけだけど、
我が東京サラブレッドクラブの所属馬で、
武ちゃんをワクワクさせることができたら、
こんなにうれしいことはない。
これからも、末永く、よろしくお願いします。
 
 
 

(完)

  
 『武豊騎手の直筆サイン入りアイテムプレゼント』
詳細と応募方法はこちら!
 武豊騎手のオフィシャルサイトへはこちらからどうぞ