武豊西川哲新春特別対談

“スーパージョッキー”武豊騎手と、競馬の世界でトップを目指す東京サラブレッドクラブ社長西川哲が存分に語り尽くしてくれました。

第15回: 毎年、待ち望んでいる、騎手にとっての"凄くいいこと"


哲	そろそろ、“新春対談” らしく（笑）、武ちゃんの2010年の抱負とかを聞きたいのだけど。
武	ウ～ン、そういうことを具体的には考えないタイプなんです。例えば、“2009年はどんな抱負を持っていたの？” と聞かれても、ちょっと思いつかない。まあ、ともかく怪我だけはしたくないですね。まずは、一年間無事で乗り続けることが、大切なことだと考えています。

哲	日本ダービーだけは、どうしても勝ちたいとかは？
武	もちろん、ダービーは毎年勝ちたいレースですが、ぼくらの世界は、あのレースを勝ちたい、このレースを勝ちたいと言い出したら、それこそキリがなくなる（笑）。それに、“何勝したい” という目標を立てたとして、それをクリアしたからってどうなんだ？と思う気持ちもありますしね。ただ、予想もしていなかったような、凄くいいことがあったらいいな、という気持ちは、毎年持っていますよ。
哲	武ちゃんのような立場にいる人が、 “凄くいいこと” っていうのは、どんなことなのか、かなり興味をそそられるね（笑）。
武	競馬の歴史に名を刻む、とてつもなく強い馬に巡り合うとか、海外のビッグレースで有力馬の陣営から騎乗オファーがあるとか・・・。騎手にとっては、それこそが、“凄くいいこと” なんです！

	（次回、水曜日はグッズプレゼント情報です！）
	次回は少し対談をお休みして、武豊騎手からのプレゼントをご紹介します。お楽しみに！

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