第8回 「ローズSのディザイア その2」

本番を見据えつつも、無様な競馬は見せられない。
受けて立つポジションの秋初戦は難しい。

―― 結果は2着でしたが、
           上がりタイムは34秒0で、ディザイアが最速でした。

西川

だから、あの位置からよく差を詰めたし、
悲観する内容じゃなかったですよ。

松永前がけっこう残ってますからね。
馬場が良すぎたのかな。
           
四位この秋の阪神は、芝の根付きが悪いんですよ。
つぎはぎだらけのとこもあって。
だから、馬場に
けっこうプレスかけてるんじゃないですかね?
松永その前の週もレコード出てるし、
むちゃくちゃ速い馬場ですよ。
四位それでもクーデグレイスは、
夏も使ってきているので3着に残れてるんですが、
ジェルミナルは、秋初戦でしたから、
止まっちゃいましたよね。
普通の3歳牝馬だったら、
休み明けであのハイペースは
耐え切れないですね。

―― ディザイアにとって、秋初戦としては、
           まずは無事にスタートが切れたということですよね。
           もちろん勝てば最高だったんでしょうけど。

西川

ディザイアには
あのローズSで重賞タイトルを
獲らせてあげたかったんだけどね(笑)。

四位すみません(笑)。

―― G1の舞台まで取っておきましょう。

四位こないだのレースを終えて、
やっぱり能力の高さを再認識しましたしね。
本番までに、いろいろ考えて
しっかりやらなきゃいけないけど、
楽しみですよね。

松永

馬にとっても、ぼくらにとっても、
いい経験にはなったと思います。

西川ほんと、そういうふうに
前向きに行きましょう。
それと、ディザイアに関しては、
お母さんが気性に問題があったから、
この仔もいつか危なくなるんじゃないか、
という心配がずっとあるんですが。
松永桜花賞使ったときに、
「もう大丈夫だな」
と思いました。使うたびに、
落ち着きも出てきてますし、
心配ないんじゃないですか?
           
四位オークスのときも、馬場入りのときに
スタンド前でしっかり歩いていたし、
ローズSでも、やり方を変えたくなかったから、
1頭だけずっと誘導馬について
しっかり歩かせたんです。
ちゃんと辛抱して歩くんですよね。
松永もう大丈夫ですよ。
 

(明日につづく)