多くの名馬を知る二人が これまでのどんな馬とも違う、と 口を揃えるレッドディザイア。 どんなキャラクターなのだろうか?  | 
―― 四位騎手は、初めてレッドディザイアにまたがったときに             どんな印象を持ちましたか?  | 
四位  | 走る馬だっていうのは、 幹夫さんからも厩舎の方からも 聞いていましたしね。 楽しみにして調教に乗ったのを覚えていますよ。  | 
松永  | 坂路でやってもらったんだよね?  | 
   
   
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四位  | そうですね。 乗ってみて、第一印象は 「瞬発力があるなぁ」 って感じました。 いい動きでしたよ。 気性は、女の子っぽい感じで、 やっぱり少しカリカリしてはいましたけどね。 これから競馬を使って行くと もっとイライラしてくるのかな、 って思いましたけど。 この時期の牝馬は、 そういうタイプが多いですからね。  | 
    
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松永  | でも、我慢してるよね。  | 
四位  | そうなんですよ。けっこう大丈夫ですね。  | 
 ―― おふたりは、いろんなタイプの名馬にまたがってこられましたが、              レッドディザイアとイメージが近い馬っていますか?  | 
| 四位 | こういうタイプは初めてかもしれないですね。 よくわからない馬なんですよね。 攻め馬の動きとかも、 見た目と違いますよね。 | 
| 松永 | そうそう、違うんだよね。 | 
| 四位 | 牝馬だし、タイプ的には、 手足の軽い感じかなと思っても、 速いとこをやって、いざ仕掛けると、 動きの中にグッとくる重厚さがある、というか。 だから、よくわからないんですよ | 
| 松永 | そこがまた魅力というか、 奥深さを感じるよね。 | 
     
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―― そして、いよいよデビューを迎えるわけですが、             京都の芝1800mという新馬戦を選択しました。  | 
松永  | とにかく芝の中距離、 1800~2000mぐらいを 使ってみたかったんです。 血統的なものもあるし、 動きなんかを見ても、 短いところが合いそうな感じでもないですしね。 血統的にカッとするところがあるので、 やっぱり、 ゆったりしたところから下ろすのがいいだろう、と。 あとは、 母のグレイトサンライズや、兄2頭を見てても、 能力はあったのに、気性が災いして、 それを発揮できなかった部分が あったと思うんですよね。 だから、そうならないように、 テンションを上げ過ぎないように 気をつけましたよ。  | 
|   | (明日につづく) 14時に更新します  |