それいけオークス

第17回 いざ、オークスへ!(2)

多くの要素が絡み合うことによって流れが作られていくのが競馬。
その中で、ふたりが思い描くオークスへの戦略とは?

―― こういうレースをしてほしい、という希望はありますか?
松永いや、特にないですね。
四位勝てるレースを、ですよね?(笑)
松永もちろんそうだけど。
展開とか、流れとか、
どうなるかわからないですしね、競馬ですから。
でも、桜花賞は
目一杯に作っていたわけじゃなかったし、
そういう意味では、上積みは絶対にあるでしょう。
オークスは、ほんとに楽しみですよ。
ただ、相手というか、
ブエナビスタは見てのとおり、
本当に強い馬ですよ。
それを忘れないでください(笑)。
四位ええ、本当に強いです(笑)。


 
―― やっぱりレースでもブエナビスタを意識して乗りますか?
四位それはないと思います。
現時点での完成度は、
そりゃブエナビスタの方が全然上ですよ。
でも、だからといって、特にブエナビスタを
意識した作戦というか、
乗り方はしないつもりですよ。
だって、あの馬よりも、
もっと強いのが出てくる可能性だって
あるわけじゃないですか。
阪神の1600mから
東京の2400mになるわけですから、
コースが替わって、距離が延びたことで
新しい一面を見せる馬だっているわけです。
だから、
他の17頭がみんなライバルという考えで乗りますよ。
G1に乗るときって、ぼくは、
特定の馬をマークするとか考えないんですよ。
マークしたからって勝てるわけでもないですしね。
下級条件なら、
「あの馬を負かせばなんとかなる」
という乗り方もしますけど、
G1で、特定の馬に意識を奪われると
ロクなことがないですよ(笑)。
やはり、馬とのリズムを合わせて、
というのが絶対いい方向に行くと思います。


 
―― 東京コースというのは?
松永合うと思いますよ。
四位もちろん、ぼくもいいイメージはありますよ。
ただ、オークスを使う馬というのは、
ほとんどが、東京コースが合うと思って
使ってくるんですから(笑)。
松永ほんと、そう(笑)。
 

(明日につづく) 11時に更新します

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