2011年05月10日
こんにちは。
ウオッカがJRA顕彰馬に選ばれました。
先日、シーザスターズの仔を出産したばかりで、
谷水信夫オーナー、角居勝彦調教師には重ね重ねのオメデタです。
牝馬としては4頭目の競馬の殿堂入りになります。
クリフジはダービー、オークス、菊花賞の変則三冠を含めて
11戦11勝と生涯不敗のグレート牝馬、史上最強かもしれません。
トキツカゼはダービーこそ2着でしたが皐月賞とオークスに勝ち、
産駒のオートキツがダービー制覇して母の無念を晴らしました。
メジロラモーヌはご存じ史上初の牝馬三冠を成し遂げました。
いずれ劣らぬ名牝の仲間入りを果たしたことになります。
関係者のみなさまに改めてお祝いを申し上げます。
さて、ウオッカは東京専用ランナーと陰口を叩かれるほど
府中コースが大得意でした。
とくに東京マイルは安田記念2勝を含めて4戦3勝、
もう自分の庭といっていいほど自由自在に走り回っています。
ところがたった1回2着に負けたのが08年のヴィクトリアマイル。
風のように舞ったのはエイジアンウインズでした。
彼女は体質が弱かったのかデビューからダート戦を選んで使われ、
芝に転じてからは短距離を中心にローテーションを組んでいました。
1600mの距離も東京コースも初めてという馬です。
こういう馬がウオッカを負かすのですから競馬は分かりません。
よほど秘めるマイル適性、東京適性が高かったのでしょう。
この一戦を最後に引退、繁殖入りしてしまったので、
ウオッカ打倒がフロック視されがちのなのですが、
マイル女王に君臨する可能性はかなり高かったと思います。
このとき3着だったブルーメンブラットは秋には牡馬を相手に
マイルチャンピオンシップを勝っています。
ヴィクトリアマイル史上で最高レベルの競馬ではないでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
エイジアンウインズはコンデュイットの牡馬を産んだそうです。
ウオッカのシーザスターズ牡駒と同期生ということになります。
今から対決が楽しみでなりません。