2011年05月09日
こんにちは。
今週のメインは数少ない牝馬限定G1のヴィクトリアマイルです。
考えてみれば牝馬G1は2歳・3歳のクラシックロードを除けば、
このレースとエリザベス女王杯しかないのですね。
牝馬路線の貧困さは欧米などに比較しても、
相当に過酷な環境であるのは確かなようです。
ゼニヤッタのように牝馬限定レースを中心に連戦連勝というのは、
斤量の関係もあり日本ではちょっと難しいですね。
そうした中でここ数年、ウオッカやブエナビスタのような
息長く活躍を続ける名牝が出てきたのは、かなり驚異的です。
欧米にもBCマイル3連覇中のゴルディコヴァのような名牝はいます。
しかし向こうでは牝馬路線が充実しているのに加えて、
一流牡馬は3歳限りで引退・種牡馬入りするケースが多く、
牡馬勢は相対的に手薄になりがちという傾向も見られます。
そうした意味では牝馬にとって世界一厳しいのが日本なのかも?
今週のヴィクトリアマイルは牝馬三冠を成し遂げたアパパネが、
偉大な先輩たちの仲間入りをすることができるかどうか、
ブエナビスタの胸を借りての試金石、そんなレースでしょうか。
しかし生涯一度の激走を演じるような馬も出てきます。
東京コースはまぎれが少ない分だけ、
どの馬にも公平にチャンスが潜んでいるコースだからです。
あの皇帝シンボリルドルフは国内15戦13勝、ほとんど無敵でした。
負けた2度はいずれも東京コースだったのが忘れられません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週はヴィクトリアマイルの話題を中心にお届けします。
どうぞよろしくお願いします。