2011年05月08日
こんにちは。
先週土曜のことですが、サクラバクシンオーが急逝しました。
JRA通算1081勝 (先週現在) と衰えぬ力を見せていましたから、
本当に急なことでビックリしました。冥福をお祈りします。
自身1400m以下は12戦11勝と根っからのスプリンターでした。
産駒成績も1081勝中922勝がやはり1400m以下で挙げたものです。
ここまで偏った実績もちょっと珍しいかもしれません。
1600m以上の重賞となるときさらぎ賞と小倉大賞典を勝った
メジロマイヤーくらいなものでしょうか。
彼は母の父サッカーボーイの影響が強かったのでしょうね。
産駒唯一のマイルG1の勝ち馬グランプリボスは、
ある意味では異色の存在といえそうです。
しかし母の父がサンデーサイレンスという以外、母系も地味です。
ただバクシンオーの母サクラハゴロモはアンバーシャダイの全妹、
天皇賞・春や有馬記念を勝つなどした長距離走者です。
バクシンオー自身もデビュー前はクラシック血統と期待されました。
突然の血のよみがえりというのは考えにくいのですが、
まぁ、1頭くらいはこういう息子がいた方が面白い気がします。
ところでグランプリボスはこのレースの結果次第で
ロイヤルアスコットのセントジェームズパレスSに
挑戦する意向があるようです。既に登録も済ませています。
ヨーロッパ各国の2000ギニー優勝馬などが集結する
3歳牡馬マイルチャンピオン決定戦という位置付けで、
日本で知られている以上に格式の高いレースだと聞きます。
今年はフランケルという図抜けて強い馬が待ち構えていますが、
日本を代表するスプリンターの血がどこまで通用するのか、
ぜひ見てみたい気持ちでいっぱいです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今日が大型連休の最終日という方もいらっしゃるでしょう。
馬券は有終の美を飾りたいものですね。