
2011年04月18日
こんにちは。
一昨日イギリスではフランケルが今季緒戦のグリーナムSを完勝し、
今月30日の2000ギニーに王手をかけた形になりました。
父ガリレオにとっては2000ギニー初制覇のチャンスを迎えます。
ガリレオというとサドラーズウェルズの代表産駒でもあり、
自身がそうだったように中長距離向きのイメージが強く、
日本での評価もおおむねそういった傾向でした。
ところが実際には良質なマイラーをけっこう出しているんですね。
アイルランドにジェームズ・ボルジャーという調教師がいます。
生産者、馬主、調教師、さすがに騎手は無理なようですが、
1頭の馬のすべてに携わるホースマンの夢を実現している人です。
彼は種牡馬2シーズン目を迎えたガリレオにデインヒル牝駒を付け、
テオフィロという牡馬を誕生させます。
彼はデビューから連戦連勝、愛2歳チャンピオン戦ナショナルS、
英頂上戦デューハーストSも制し5戦5勝でシーズンを終えます。
クラシックの星となった彼ですが故障で早々と引退、
その距離適性は謎のままとなります。
しかし翌年、ボルジャー調教師はガリレオに
ケープクロスの母の父でもあるアホヌーラ牝駒を配合します。
偉大なガリレオにスピード血脈を盛り込むという発想は
ニューアプローチというサラブレッドを誕生させます。
彼はテオフィロと寸分たがわぬローテーションで5戦5勝、
大本命として英愛2000ギニーへと駒を進めます。
ボイジャー調教師は彼の本質をマイラーと考えていたようです。
しかし競馬は、サラブレッドは分かりません。
彼は宿敵ヘンリーザナヴィゲーターに2戦とも敗れます。
ここで勝っていたら彼の生涯は違ったものになっていたでしょう。
たぶんジャイアンツコーズウェイやロックオブジブラルタル、
彼らのような名マイラーの道を歩んでいたような気がします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
ガリレオ産駒のマイラータイプ、ニューアプローチが
どんな道をめざしたのか? 続きは明日お届けします。
