2010年09月23日
こんにちは。
今週の阪神メイン・神戸新聞杯 (芝2400m) には
ダービー馬エイシンフラッシュが威風堂々と登場してきます。
かつては9月中旬に神戸新聞杯、10月中旬に京都新聞杯と
菊花賞トライアルはダブルで施行されていました。
京都新聞杯が春に回り現在のレース体系になったのは2000年、
この10年間で神戸新聞杯に出てきたダービー馬は6頭でした。
3-2-1-0の実績ですから、さすがダービー馬というところです。
ところがこのトライアルを叩き本番菊花賞も制したのは
05年のディープインパクトただ1頭という結果になっています。
ダービーを最後に引退してしまったタニノギムレット、
神戸新聞杯を勝ちながら引退を余儀なくされたキングカメハメハ、
昨年のロジユニヴァースはダービー後に長期休養に入りました。
改めてディープインパクトの偉大さを思い知らされます。
選択肢の多様化は一昨年のディープスカイのように
神戸新聞杯から天皇賞(秋) というローテーションを生みました。
特定レースのトライアルという色合いが薄くなって
秋のさまざまなG1に向かうステップのひとつというポジションです。
さて、エイシンフラッシュはここからどこへ向かうのでしょうか。
父キングズベストは英2000ギニー (芝1600m) で
マイル・中距離の名馬ジャイアンツコーズウェイを撃破しましたが、
逆に2400mの愛ダービーで大敗しているように
適性はやはりマイル近辺にあったようです。
母の父プラティニからドイツの重厚な力強い血を受けていますが、
ダービーの素晴らしい切れ味を見る限り、
2000mくらいで最大能力を発揮しそうなタイプに感じられます。
ここから菊花賞へ行くのか、それとも天皇賞か、
陣営にとっては頭の痛めどころですね。
いずれにしろ神戸新聞杯をじっくり見てみたいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすもよろしくお願いします。