2010年09月20日
こんにちは。
3連休の最終日、いかがお過ごしでしょうか。
ことしの夏は猛暑日つづきでひときわ厳しかったのですが、
この苛酷な環境下、けなげに走り抜いている馬がいます。
あす門別競馬場で行われるノースクイーンCにも出走する
笠松競馬場の山中輝久厩舎所属のエレーヌという馬です。
ここまで25戦11勝、11-3-2-9の成績を残しています。
数字だけを見ると歴戦の古馬と間違えそうですが、
まだうら若き正真正銘の3歳牝馬です。
昨年8月に門別でデビューして2歳時は2-2-0-4、
まぁ平凡な成績でした。
暮れに笠松に転厩すると水があったのか3歳春から本格化、
6連勝で東海ダービーを制し東海地区No.1に成長します。
この馬が全国に名を知られるようになったのは7月、8月、
例年とは比較にならない猛暑の中での戦いぶりでした。
この2ヶ月で6戦、2-1-2-1の成績も立派ですが、
全国各地の競馬場を転戦してのものですから驚くしかありません。
とくに園田の兵庫サマークイーン賞を勝って、なんと中4日で
水沢のビューチフル・ドリーに挑戦したときはびっくりしました。
さすがに2着に負けましたが、もう拍手喝采ですね。
笠松に所属しながら地元では3戦3勝のみ、
後は北から門別、水沢、大井、川崎、金沢、名古屋、笠松、園田、
そして佐賀と9場に蹄跡をしるしています。
中央の阪神、京都、中京でも出走していますから合計12競馬場、
8歳とか9歳の古豪ならいなくはなさそうですが、
たった1年間でこれだけの競馬場を踏破したのは
たぶん “さすらいのエレーヌ” 彼女1頭だけでしょう。
特別に丈夫な体に生まれついたのか、
超教方法になにか秘められたノウハウがあるのか、
とにかく無事に走りぬいてほしいものです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
エレーヌがあすのレースで走り抜いた競馬場の数と同じ
12勝目をあげられるといいですね。