2010年09月18日
こんにちは。
今週は中山で菊花賞トライアルのセントライト記念、
阪神では秋華賞トライアル・ローズSが行われます。
まだまだ残暑厳しいのですが、競馬はすっかり秋暦です。
セントライト記念はわが国初の三冠馬セントライトを顕彰して
戦後間もない1947年に創設されたレースです。
第3回 (49年) にはセントライトの半弟トサミドリが制覇して
日本のホースマンたちを感動させました。
こういうドラマが顕彰レースのたまらない魅力ですね。
先ごろアメリカのサンタアニタのG1・レディーズシークレットSが、
“ゼニヤッタS” に改名することを決定しましたが、
ゼニヤッタの現役続行で元に戻されたことが話題になりました。
実際に彼女はこのレースを2年連続制覇しており、
ことしもBCの前哨戦としてここを使うようです。
ゼニヤッタがゼニヤッタSに挑むなんて面白いと思うのですが。
海外では割とタイムリーに名馬の顕彰レースをやってしまいます。
その馬のイメージが鮮明なうちにやったほうが盛り上がるだろう、
そんなマーケティング戦略の一環なのでしょうが、
それはそれでアリだろうなと思います。
日本では初代三冠セントライト、二代三冠シンザンの名を冠した
記念レースがありますが、それ以降の三冠馬である
ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、
これらの名馬の思い出を深めるレースはまだありません。
ハイセイコー記念、オグリキャップ記念もあっていいと思いますが、
どうなんでしょうか。
最近はG1当日にメモリアルレースが行われていますが、
G1がおわった最終レースに組まれているため、
いまいち盛り上がりに欠ける気がします。
グレードレースには長い間に培われた格式や伝統があり、
簡単に名前を変えるわけにはいかないという事情も分かります。
でもファンの立場からすると親しみやすいレース名は
けっこう馬券へのモチベーションになったリスと思うのですが・・・。
きょうも来てくださってありがとうございます。
今週末もいい競馬日和でありますように。