2010年09月10日
こんにちは。
秋競馬の開幕、ワクワクする気持ちとは裏腹に
どうにも落ちつかない気分にさせられたりもします。
競馬を春夏秋冬、4部作からなる大河ドラマだとすれば、
起承転結の “転” にあたる部分が秋シーズンかもしれません。
大きな変動への予感と期待が
人をワクワクさせたりドキドキさせたりします。
競馬本来の楽しみがぎっしり詰まったシーズンです。
さて、“転” の章、幕開けは京成杯オータムハンデ。
7年間も1番人気が勝っていないように一筋縄ではいきません。
去年はエプソムC、新潟記念と惜しい2着をつづけ、
本格化を疑えなくなったヒカルオオゾラが1番人気。
ところがどうも見せ場もなく9着に大敗してしまいます。
マンハッタンカフェの血にありがちな
馬体重変動の激しいタイプだったのですが、
この日は生涯最高のマイナス14キロ、
このあたりに敗因があったのでしょうか。
滞在競馬や前日輸送から当日輸送へと環境変化すると
それに敏感に反応してしまう馬も多いのでしょう。
秋競馬の前半戦を難しくしている理由のひとつでしょう。
さて、出馬表をながめてみると、
藤沢和雄厩舎の3頭出しが目をひきます。
中山よりは東京との相性の良さがイメージされますが、
このレースに関しては過去10年で3勝の実績を誇っています。
00年シンボリインディはNHKマイルC王者らしい堂々の勝利、
01年ゼンノエルシドは今も残るコースレコードで勝っています。
そして07年にはキングストレイルが中山巧者らしい立ち回りで
直線を鮮やかに抜け出してきました。
実績か、潜在スピードか、コース適性なのか、
それぞれに持ち味を発揮しての勝利でした。
藤沢厩舎に限らずなにかの参考になりそうです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
いよいよあすから秋競馬、頑張りたいですね。