2010年08月16日
こんにちは。
きのうフランスのドーヴィル競馬場・直線1600mで行われた
ヨーロッパ・マイルG1の最高峰ジャックルマロワ賞は、
大本命ゴルディコヴァが新鋭マクフィに敗れる波乱となりました。
マイル戦では8つのG1を含む9連勝中と
無敵ぶりを誇った女帝にとって敗戦は
3歳時の仏1000ギニーで天才少女ザルカヴァに敗れて以来。
G1レース9勝のヨーロッパ記録もおあずけということになりました。
今後は3連覇を狙うブリーダーズCマイルを大目標に、
ムーランドロンシャン賞、フォレ賞というローテーションのようです。
『ニュー・シーザスターズだ!』
とキケル・デルザングル調教師を興奮させたマクフィは、
セントジェームスパレスSの大敗から一変しての快走劇、
前走の敗因がのど鳴りとされていたのですが、
短期間にみごとな立ち直りを見せてくれました。
この後はゴルディコヴァ同様にムーランドロンシャン賞から
エリザベス2世S、もしくはブリーダーズCマイルをめざすようです。
若武者と女帝の対決が二度三度と見られそうで楽しみです。
3着は指定席というべきかパコボーイが占めました。
来年からハイクレア・スタッドでの種牡馬入りが決まっている彼は、
一昨年のレースでG1初勝利を上げたゲンの良いフォレ賞で
リベンジを誓っているようです。
凱旋門賞が行われるロンシャン・ウィークエンドに組まれ、
昨年はゴルディコヴァが3着と思わぬ敗戦を喫したレースですが、
距離1400mというところに付け入る隙ありと考えているのでしょう。
凱旋門賞も有力馬ハービンジャーの引退で混沌、
マイル戦線も一戦毎に勝ち馬が変わる猫の目状態、
どうやらヨーロッパの今シーズンは波乱ムードが漂います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
お盆休みは終わりましたが、競馬は各地で盛り上がっています。
今週もどうぞよろしくお願いします。