2010年08月13日
こんにちは。
昨晩、門別競馬場で行われたブリーダーズゴールドCは、
圧倒的人気の古豪カネヒキリが新鋭シルクメビウスの前に
4馬身という決定的な差をつけられて敗れました。
競馬場一帯を覆った熱帯低気圧を吹き飛ばす鮮烈さでした。
追い込み一手の脚質ゆえ取りこぼしも多かった馬ですが、
前走のG2東海Sあたりから、
1頭だけ次元の違った脚を見せるようになりました。
本格化と考えていいのでしょうね。
ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタなど
芝の中距離でしぶとい末脚をくり出すタイプが多かった
父ステイゴールドには最初のダートの一流馬です。
好不調の波があるのは父やその産駒に共通しており、
快勝と不可解な敗戦を繰り返したりするのでしょうが、
ジャパンCダートのような大一番は昨年も2着したように、
無類の勝負強さを見せるのでしょうね。
さて、ところ変わってヨーロッパのこの季節は、
ドーヴィル直線1600mのジャックルマロワ賞がハイライト。
“黄金の1920年代” という言葉があります。
ヨーロッパ中を悲惨な戦禍で覆った第1次世界大戦が終わり、
人々は平和と豊かな暮らしを享受できるようになりました。
1920年にロンシャン競馬場に凱旋門が創設されます。
翌年、リゾート地ドーヴィルではジャックルマロワ賞が。
ヨーロッパを代表するビッグレースの起源は、
平和と落ち着いた生活への希求がこめられているんですね。
それにしても、案外と新しかったりするんですけど。
(まぁ、イギリスなんかに比べればの話ですが・・・)
もう歴史的名牝と呼んでもいいゴルディコヴァ、
彼女がどんなレースを見せてくれるかが焦点です。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすは彼女に強さに恐れをなした強豪たち、
その動向などを探って見たいと思います。
どうぞよろしくお願いします。