2010年08月02日
こんにちは。
先週末は海外からビッグニュースが飛び込んできました。
ご存じのようにアイルランドのゴールウェイ競馬場の一般戦で
日本から新天地を求めて渡った9歳馬ポップロックが
ヨーロッパでビューをみごとに勝利で飾ったのです。
華やかでもなく、伝統や格式に彩られたレースでもないのですが、
正直うれしいです。良かったと思います。
『オーナーたちも彼の走りを楽しんで、
アイリッシュレジャーでも走らせたいと思っている。
そこで何が起こるのかは気にしていない。
きょうの勝利だけで私には十分です』
異国の地で辛抱強くこの日に備えた児玉敬調教師、
レース後のコメントがなんとも謙虚で爽やかでした。
ステイヤーたちの秋の大一番・愛セントレジャーは
ポップが勝ったレースと同距離で行われます。
楽しみは楽しみなのですが、無理をせず伸び伸び、
ヨーロッパのターフを楽しんでくれたらいいと思います。
ところで、この前ポップロックが勝ったのはいつだったんだろう?
ちょっと調べてみたら3年前の目黒記念でした。
角居勝彦厩舎の後輩・ウオッカがダービーを制した日です。
64年ぶりという牝馬のダービー制覇の余韻が残る最終レース、
ポップロックは58.5キロのトップハンデを背負い、
51キロの3歳馬ココナッツパンチ以下を封じたレースでした。
斤量差があるとはいえG2で古馬相手に健闘する3歳馬、
出るレースを間違えたんじゃないの?
なぜ、ひとつ前のレースのダービーじゃないの?
そんな不思議な気持ちにとらわれますが、
ココナッツパンチにもポップロックのように “物語” がありました。
この続きは、あすお届けしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
海外に活躍の場を求めた調教師、
そういえばフランスで開業している小林智調教師も
先週のヴィシー競馬場で初勝利をあげたそうです。
勝ち馬の父はディヴァインライト、日本馬ですね。
児玉調教師ともどもおめでとうございました。