2010年07月20日
こんにちは。
今週25日 (日) にアスコット競馬場で行われる
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSは
1951年創設と案外に歴史は浅いのですが、
イギリスの夏を彩る名レースとして
多くのホースマンから尊敬を集めてきました。
レース名は現エリザベス女王のご両親に由来します。
第4回に女王ご自身の所有馬オリオールが優勝、
大いに盛り上がったのはいうまでもありません。
その後もリボー、ニジンスキー、ミルリーフなど
歴史的名馬が勝ち馬に名を連ねています。
近年も80年代欧州最強馬と謳われるダンシングブレーヴ、
90年代を代表する”神の馬”ラムタラ、
2000年代に入ってからもモンジュー、ガリレオなど、
競馬そのものといった名馬のオンパレードです。
1971年の勝ち馬ミルリーフは、
英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞を制し、
“ヨーロッパ三冠馬” の尊称で呼ばれるようになります。
この偉大なミルリーフに並ぶものは、
95年に生涯4戦4勝でこの3大レースを勝ったラムタラだけ。
もっとも “ヨーロッパ三冠” という呼び方は、
どうやら “三冠” 好きの日本だけらしいですが・・・。
とは言え夢のあるネーミングなのは間違いはありません。
それでは、 “ヨーロッパ三冠馬” に王手をかけながら
涙を飲んだ馬というのはいるのでしょうか。
1970年、ミルリーフ “三冠達成” の前年になります。
ノーザンダンサー (北国の踊り子) 産駒の
ニジンスキー (ロシアの天才バレリーナ) が登場します。
彼はデビュー以来11連勝。勝ち鞍には2000ギニー、
ダービー、セントレジャーが含まれていました。
言うまでもなく今日に至るまで現れていない
イギリスクラシック “最後の三冠馬” です。
ダービーとセントレジャーの間にはキングジョージも楽勝、
史上初の “欧州三冠” 切符を手に凱旋門賞に挑みます。
さて、結果は・・・?
このつづきは明日お届けします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
昨日の盛岡マーキューCのカネヒキリ、強かったですね。
これからお盆にかけて、熱砂の戦いも最高潮を迎えます。
夢のある戦いを見せてほしいですね。