2010年07月19日
こんにちは。
今週末には夏競馬のクライマックス・通称キングジョージ、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを迎えます。
今年は久しぶりに英ダービー馬の姿が見られそう、
ということで現地も盛り上がっているようです。
ダービー馬が登場したのは、いちばん最近でも
03年まで遡らねばならいのだから、随分のご無沙汰です。
理由はいろいろあるのでしょうが、
ひとつにはサラブレッドの価値というものが
経済的側面に偏りすぎてきたことが大きいといわれます。
英ダービー馬という世界中で1頭だけに許された
至上の価値を大事にする余り、さっさと引退してしまう、
そんな傾向が強くなっているのだといいます。
同じようなことですが、もうひとつには
中距離でのスピードが種牡馬の価値として高く評価され、
昨年のシーザスターズもそうでしたが、
2400mのキングジョージではなく、
2000mのエクリプスSなどに向かう選択をする陣営が
年々増えてきているのだといいます。
さてキングジョージ出走が期待されているワークフォース。
父が日本ダービーを勝ったエイシンフラッシュと同じ
キングマンボ直仔のキングズベストということで、
われわれにも何となく親しみのわく存在ですね。
キングスベストは2000ギニーを勝っていますが、
距離が延びたダービーでは惨敗しています。
中距離以上で最後の踏ん張りを要求されるような
過酷なレースでの底力を懸念されていましたが、
日英ダービーの結果を見る限り心配ないようです。
とくにワークフォースは母父がサドラーズウェルズで、
祖母は凱旋門賞連覇のアレジッド産駒の血統ですから、
2400mもドーンとこい、でしょうね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
興味尽きないことしのキングジョージ、
このつづきは明日お届けします。
どうぞよろしくお願いします。