2010年07月16日
こんにちは。
新潟の夏を彩るわが国唯一の直線競馬重賞、
アイビスサマーダッシュの歴代チャンピオンの最速王は
カルストンライオかも、というお話をしています。
カルストンライトオの父はウォーニング。
3歳時にサセックスS、クイーンエリザベス2世Sと
イギリスの2大マイルレースを制し、
フランスに遠征してジャックルマロワ賞で
歴史的名マイラー・ミエスクと名勝負を繰り広げました。
スピード豊かで底力に富んだ上質なマイラーでしたが、
産駒にはスピードが強調されて伝わっているようです。
代表産駒ディクタットは
母父サドラーズウェルズとの配合でしたが、
モーリスドギース賞1300m、スプリントC1200mと
G1勝ちは短距離レースに限定されていました。
安田記念にやって来て2着したのはさすがでしたが・・・。
日本での代表産駒・サニングデールは、
母父がダルシャーン、祖母の父がブラッシンググルーム、
マイルの上級レースでも底力を発揮していいはずですが、
全7勝はG1高松宮記念を含めてすべて芝1200m。
さて最速王カルストンライトオですが、
祖母が最下級条件からオープンまで5連勝を記録した
活躍馬オオシマスズラン。
祖母の血を受け継げばマイルから2000mくらいまでは
十分に守備範囲のはずなのですが、
全勝ち鞍9勝は、1000mのアイビスサマーダッシュで2勝、
G1スプリンターズSを含む1200m戦で7勝と
極端な短距離志向を示しています。
ウォーニングの血は母系の影響力を頑固に排除して、
かつ自らのスピード因子だけを強烈の主張する、
そんなタイプなのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
韋駄天比べのアイビスサマーダッシュ、
つづきは明日お届けします。どうぞよろしくお願いします。