
2010年07月15日
こんにちは。
昨日のジャパンダートダービー、
地方馬マグニフィカが大井2000mを逃げ切りました。
川島正行調教師、戸崎圭太騎手のコンビは
先日の帝王賞フリオーソにつづいての大金星です。
おめでとうございます。
久しぶりに地方競馬の存在感を示してくれました。
単勝1.5倍の大本命・バーディバーディは
きのうのこの欄で距離不安を心配しましたが、
直線に向いて伸びを欠きました。残念ですが、
しかしちょっと前までダート競馬では、
スピードの絶対値の違いでスプリンターが
中長距離を制する場面がしばしばありました。
ところが昨年の3歳戦線ではスーニが距離の壁に苦しみ、
ことしはバーディバーディが泣いています。
ダート競馬のレベルは確実に上がっているのでしょう。
さて、今週は日本唯一の直線競馬重賞レース
アイビスサマーダッシュがスタートします。
タイキシャトルがジャックルマロワ賞を制した
ドーヴィル競馬場の1600mは直線コースで行われます。
日本では長いといわれる府中の直線 (525.9m) を
3つ足してもまだ足りない、ちょっと想像を超えますね。
ドーヴィルよりまだ長いのがニューマーケット競馬場。
おなじみの1000ギニーや2000ギニーは直線1600m、
1年の大鳥を飾る英チャンピオンSにいたっては
2000mを直線だけで争う、とんでもないスケールです。
さて、話は新潟競馬場にもどります。
芝1000mの世界記録は53秒7だそうですが、
日本では53秒台で走った馬は2頭しかいません。
第1回アイビスサマーダッシュでメジロダーリングが
53秒9をマークしたのが最初です。
(それ以前に直線1000mのレースがなかったのですが)
翌年カルストンライトオが53秒7で駆け抜け
日本記録を樹立しました。
彼は1年おいた同レースも53秒9で走破。
53秒台を2度マークした唯一の馬ということになります。
きょうも来てくださってありがとうございます。
明日も直線の快速王カルストンライトオの話題をはじめ、
アイビスサマーダッシュのお話をつづけます。
どうぞよろしくお願いします。
