
2010年07月03日
こんにちは。
新馬戦たけなわとなってきました。
今週は全部で5鞍、いずれも短距離戦ですね。
さて、きょうの福島5Rのダート1000m戦に
ブルボンノキセキという馬がデビューします。
馬名からも分かるようにミホノブルボン産駒ですね。
ミホノブルボンは1989年生まれといいますから、
当年とって21歳、もう老境を迎えたことになります。
門別の原口圭二さんのオーナーブリーダー馬として走り、
新馬戦から神戸新聞杯まで7戦7勝。
その中には皐月賞、ダービーももちろん含まれています。
無敗の三冠馬誕生をほとんどのファンが期待しました。
ライバルと目されたライスシャワーは
ダービー、神戸新聞杯でいずれも2着に健闘しましたが、
4馬身、1馬身半と決定的な差をつけられています。
しかし結果は残酷でした。
生まれついてのステイヤー・ライスシャワーは
ミホノブルボン1頭だけをマークしてレースを進め、
直線もバテることなく伸び、ついに捕らえ切ります。
血統的な背景からも中距離馬と思われていたブルボンを、
戸山為夫調教師が鍛えに鍛え、
美しい栗色のサイボーグへと変身させたのです。
最後の最後で強靭無比なサイボーグも
血の宿命は勝てなかったのでしょうか。
あるいは不死身のサイボーグにも微妙な錆びが
体内にはびこりかけていたのかもしれません。
ブルボンは菊花賞を最後に引退します。屈腱炎でした。
種牡馬入りしたブルボンは不遇の日々を過ごします。
鍛え上げられたサイボーグの肉体と不屈の勝負魂は
伝えることができないものだったのでしょうか。
近年はヒトケタの産駒数しかJRAには送り込んでいません。
昨年はたった1頭でした。絶滅寸前です。
勝ち鞍となると5年もさかのぼり、
05年5月の東京でまだ地方所属だった内田博幸騎手が
アリスタクラシーを逃げ切らせたのが最後でした。
さて、きょうのブルボンノキセキ、
ぜひ “奇跡” を演じてくれないものでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすはもう1頭、気になる新馬をご紹介します。
どうぞよろしくお願いします。
