
2010年06月30日
こんにちは。
今週の函館スプリントSで注目されているワンカラットですが、
その父ファルブラヴには、ちょっと不思議な気にさせられます。
彼は1998年アイルランド生まれのイタリア調教馬。
父が大種牡馬サドラーズウェルズの全弟フェアリーキングで
母系にはシアトルスルー、リボーなどの血が配合されています。
ミルコ・デムーロの手綱でデビューを飾りますが、2~3歳時は
伊ダービー2着がある程度でさほど目立ちませんでした。
しかし4歳を迎えると急激に成長。
G1共和国大統領杯2000mを1分57秒8のレコードタイムで圧勝、
日本の硬い馬場でジャパンCを制する素地が既にあったのでしょう。
続くミラノ大賞も60キロを背負って3馬身差の完勝、
イタリアのチャンピオンホースに君臨します。
イギリスに転厩しフランスに主舞台を求めたファルブラヴは、
3ヵ月ぶりの凱旋門賞トライアル・フォア賞を3着にまとめますが、
本番では9着に敗れ、生涯唯一、掲示板を外してしまいます。
その約2ヵ月後、彼の姿は中山競馬場にありました。
改修のためジャパンCはこの年に限り中山で行なわれたからです。
ラン・フランコ・デットーリを鞍上に迎えたファルブラヴは、
中山の急坂を一気に駆け上がり、ハナだけ先にゴールします。
本格化は疑いありません。明けて5歳時には、
イスパーン賞、エクリプス賞、英国際S、クイーンエリザベスⅡS、
さらには香港Cと実に5つのG1をまとめて制します。
生涯成績26戦13-5-5-3。うちG1制覇は実に8勝。
文句のない堂々たるヨーロッパチャンピオンの誕生でした。
ところが社台ファームに購入され種牡馬となった彼は
産駒の勝ち鞍はおよそ7割が1400m以下に集中しています。
明らかにスプリンター傾向を示しているのです。
あすはその秘密にちょっぴり迫ってみたいと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
この続きはあすお楽しみください。よろしくお願いします。
