2010年01月14日
こんにちは。
昨日から毎週月・水・金の更新でお届けしている
武豊騎手と東京サラブレッドクラブ西川哲社長の
新春特別対談、いかがでしょうか。
ぜひご愛読いただきますようお願いいたします。
さて、先週のハイライトといえば、
オープン特別ジャニュアリーSを鮮やかに逃げ切った
10歳馬ニシノコンサフォスでしょうか。
昨年、8歳馬カンパニーがG1を連覇して
“中高年の星”とオジサンたちを元気づけてくれました。
それが10歳となると、もう“高齢社会の申し子”ですね。
馬も偉いがここまで我慢した馬主さんも立派です。
2歳時は未出走。3歳時は未勝利戦の1回だけ。
文字通りのワンチャンスをものにしたわけです。
4歳時も条件戦を3着、1着と2走だけで終えています。
3年間で3走だけ、勝鞍は上げてくれても厳しい現実です。
関係者は何度もあきらめようと考えたはずです。
ところが5歳になって馬がしっかりしてきたのか、
3連勝で出世の階段を駆け上ります。
6歳時にはオープン特別を連勝するほどの充実ぶり。
すっかり馬主孝行に変身します。
栗東の宮本博厩舎の管理馬で馬主は西山茂之さん。
クラブも楽しみを分かちあう上で素晴らしい制度ですが、
ニシノコンサフォスのような馬を見ていると、
愛情深い個人馬主の良さを見直したくなります。
10歳馬といっても大事に使われて26戦だけ、
まだまだ余力はしっかり残っていると思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすは新春特別対談の第2回を更新します。
どうぞよろしくお願いします。