2009年12月28日
こんにちは。
師走もいよいよ押し詰まりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今週は1年に1回だけの競馬のない週末になります。
そこでこの1年のJ-horsemanのコンテンツから
心に残った言葉のあれこれを振り返りたいと思います。
『お金があれば、
現役の競走馬を買うのが一番確率が高いでしょう。
たとえば、デビュー戦をぶっちぎって勝った馬とかね(笑)。
ですから、2歳のトレーニングセール、
1歳のイヤリングセール、当歳・・・と若くなればなるほど
いい馬を掴める確率は低くなります』
世界を舞台に活躍する名トレーダーとして知られる
ジョン・マコーマックさんの馬選びの極意です。
ことしは世界的な馬産不況に見舞われ、
どこの国でもセリ市の売り上げ、売却率が落ち込みました。
そんな中で注目されたのが日本の1歳セリ市場でした。
セレクトセールをはじめ当歳セリが不振を極める一方で
1歳セリは大いに気を吐きました。
マコーマックさんのおっしゃるように、
リスクを考えるなら1歳取引が賢明ということなのでしょう。
2歳トレーニングセールのブリーズアップセールから
朝日杯フューチュリティSを勝ち、
皐月賞と菊花賞でともに3着に健闘した
セイウンワンダーのような馬が出たことも、
馬主心理に微妙な影響を与えたのかもしれません。
1歳時にラインナップを決めることの多い(購買を決める)
一口馬主クラブに所属する馬たちが大活躍したのも
マコーマックさんの指摘を裏付けるものでしょう。
3歳クラシックでは、桜花賞、オークスのブエナビスタ、
秋華賞のレッドディザイア、皐月賞のアンライバルドなど。
朝日杯FSのローズキングダムもクラブ所属馬でした。
古馬は天皇賞・春のマイネルキッツ、
宝塚記念のドリームジャーニー、
スプリント2冠を制したローレルゲレイロ、
エリザベス女王杯のクィーンスプマンテ、
ジャパンCダートのエスポワールシチーと、
全部で22あるG1レースの半分を勝っています。
クラブホース恐るべし、来年も目が離せないと思います。
きょうも来てくださってありがとうございます。
J-horsemanは年末年始も休まず更新していきます。
ちょっとお暇ときにのぞいてみてください。
どうぞよろしくお願いします。