2009年12月25日
こんにちは。
今週は創設当時の有馬記念を振り返っています。
きのうは今のところ史上唯一の3歳牝馬による
グランプリ制覇を成し遂げたスターロッチをご紹介しました。
彼女は1人気が予想されるブエナビスタとは違って
12頭中の9人気という低評価でした。
まさにグランプリという豪華メンバーが揃ったからです。
1人気はきのうもお話ししたように天皇賞馬オーテモン、
2人気は前年のグランプリ3着、
前走天皇賞はオーテモンの2着と堅実派のオンワードゼア、
以下、菊花賞2着マツカゼオー、ダービー2着ヤマニンモア、
ダービーと皐月賞の2冠を制したコダマ、
菊花賞馬キタノオーとフレッシュな3歳牡馬がつづき、
前年のダービーで兄弟制覇を実現したコマツヒカリの顔も見えます。
ファンの夢が詰まった顔ぶれといっていいでしょう。
ことしの出走馬にあてはめると、
天皇賞1着カンパニー、2着スクリーンヒーロー、
皐月賞馬アンライバルド、
ダービー1着ロジユニヴァース、2着リーチザクラウン、
菊花賞1着スリーロールス、2着フォゲッタブル、
昨年のダービー馬ディープスカイが勢揃いしたようなものですね。
こうしてみるとカンパニー、スクリーン、ディープ、ロジユニがおらず、
ジャパンC上位のウオッカもオウケンブルースリも不在のここは、
スターロッチとの比較で
ブエナビスタには恵まれた組み合わせという感じもします。
もちろん49年前と現在を比較することに意味はないのですが、
まあ、お遊びと軽く流してください。
スターロッチの前年には4歳牝馬のガーネツトが優勝しています。
昨年4歳牝馬のダイワスカーレットが勝ち、
ことしは3歳牝馬のブエナビスタが挑戦するとなると、
流れは何となく彼女にあるような気もします。
いずれにしろ悔いのレースをしてもらいたいものです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
合田直弘さんの『海の向こうの競馬、そしてホースマン6』は、
ことしのヨーロッパ競馬界の総括をお送りしています。
『馬券術どおりに買ったらこうなった』
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