
2010年07月02日
こんにちは。
誰が呼んだか “ 残念ダービー”。
福島競馬場の名物レース・ラジオNIKKEI賞は、
ちょっと悔しさも混じった別称で親しまれてきました。
文字どおりダービーでちょっと足りなかった馬、
クラシックに出走権がなく地団駄を踏んだ外国産馬たち、
この時期の梅雨空のような屈折を抱えた馬たちが
積もり積もった鬱憤を晴らす場でした。
古くは1968年の初代3強、
皐月賞、ダービーともに3着と涙を飲んだアサカオー、
73年にはダービーの直線でハイセコーを捉えながら
タケホープに及ばず2着に敗れたイチフジイサミ、
皐月賞を勝ちながらダービーは距離の壁に泣いた
ハワイアンイメージやダイナコスモス。
マルゼンスキーやシンコウラブリイのような
外国産馬も歴代の勝ち馬に名を連ねています。
エリートコースに乗り損ねて
ちょっとすねた少年のような趣のあるサラブレッドたちに
妙に感情移入したくなる、そんなレースでした。
ところが最近では外国産馬にクラシックが開放され、
レース体系が整備されてきたこともあって、
名物レースの存在感が薄れてきているような気がします。
派手さはないのだけれども、ちょっと気にかかる、
そういうレースが減っているように思います。
“G1症候群” とでも言ったらいいのでしょうか。
やたらG1レースばかりにスポットライトがあたり、
他のレースの影が薄くなっています。
華やかな大レースも心躍るのですが、
マイナーなレースにもそれぞれの味があるはずです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
福島地方は雨が降りつづいているようですが、
さて、ことしのNIKKEI賞、
どんな味わいを見せてくれるのでしょうか。
