2010年09月03日
こんにちは。
凱旋門賞まであと1ヵ月。主要な前哨戦も残り少なくなりました。
最大の山場は12日に本番と同コース同距離で同日に開催される
ヴェルメイユ賞、ニエル賞、フォア賞の3レースでしょうが、
最近はあす行われる愛チャンピオンSも重要視されています。
昨年シーザスターズが、07年にはディラントーマスが
このレースを勝って凱旋門賞を制覇しています。
ことしは前走の英インターナショナルSで復調した
リップヴァンウィンクルが1倍台の人気に支持されています。
凱旋門賞は僚馬フェイムアンドグローリーにまかせ、
ここ一本みたいな臨戦態勢が好感を持たれているのでしょう。
インターナショナルS2着のトゥワイスオーヴァーが2番人気で、
リップと同じエイダン・オブライエン厩舎の3歳馬
ケープブランコは愛ダービーに勝ち、キングジョージ2着と
堂々たる実績を残しているにもかかわらず3番人気の低評価。
ハービンジャーに11馬身も千切られたキングジョージの
イメージが悪すぎるのでしょうか。
デビュー3戦目で英ダービーをレコード勝ちした
ワークフォースも同様に評判は芳しくないようです。
混戦模様の3歳牡馬戦線のレベルが疑問視されているのでしょう。
こうして見てくると、ことしの愛チャンピオンSから
シーザスターズにつづくような馬は出てこないのかも。
となると10日後のロンシャン競馬場に姿を現す
ニエル賞のヴィクトワールピサ、フォア賞のナカヤマフェスタ、
日本馬2頭の走りに期待したくなります。
とはいえ、ハービンジャーのようにG1初挑戦でG1中のG1
キングジョージを圧勝してしまう馬が出てくるのが、
ヨーロッパという競馬風土の底力なのでしょう。
甘くはないでしょうが、日本両馬に頑張ってもらいましょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
と、ここまで書いたらビッグニュースが飛び込んできました。
ハービンジャーが社台グループに買われ、
来年から日本で種付けをすることになったそうです。
この話題はあすお届けすることにします。よろしくお願いします。