2010年08月06日
こんにちは。
65年前のきょう8月6日、
アメリカ軍のB29爆撃機エノラ・ゲイが、
広島市上空で世界初の原子爆弾リトルボーイを投下し、
市街は壊滅し約14万人の死者を出しました。
あらためて被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。
競馬って、やっぱり平和があってこそのものです。
日本ダービーは戦中戦後の2年間は行われませんでした。
凱旋門賞も同じように中止の憂き目にあっています。
イギリスのダービーは伝統を守り通して実施されましたが、
エプソムではなくニューマーケットでの疎開競馬でした。
ヨーロッパでも日本でも戦火のなかで
数知れない馬たちが消息を絶っていきました。
人も馬もつらい思いをしなければならなかった時代でした。
平和で競馬が楽しめる今に感謝したいと思います。
さて、今週は最初の2歳ステークス、函館2歳Sが行われます。
1969年に創設された当初は、タニノムーティエなどのちに
皐月賞、ダービーの2冠に輝くような名馬を輩出しました。
80年代にはシャダイソフィア、エルプスなど桜花賞馬、
函館の申し子・サッカーボーイもこのレースに出走しています。
でも、その頃は9月中旬から下旬に開催されています。
現在の8月上旬に行われるようになった1997年以降は
クラシック戦線で活躍するような馬は出ていません。
たった1ヶ月あまり早いか遅いかだけの違いなのですが、
この時期の2歳馬には古馬の1年にも相当する時間なのでしょう。
きょうも来てくださってありがとうございます。
8月上旬の今の時点で、
成長盛りを迎えるのはどんなタイプの馬なのか?
あすはそんな視線から函館2歳Sを眺めてみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。