2010年09月27日
こんにちは。
秋競馬たけなわ、今週も忙しい週末になりそうですね。
土曜が阪神シリウスS (ダート2000m) と札幌2歳S (芝1800m)、
アメリカのベルモントパーク競馬場ではレッドディザイアが
フラワーボウル招待S (芝2000m) にチャレンジします。
日曜は秋のG1シリーズ開幕戦スプリンターズS (芝1200m) と
海の向こうの最高峰レース凱旋門賞が行われます。
ナカヤマフェスタ、ヴィクトワールピサは順調なような
どんな戦いを見せてくれるか楽しみです。
さて、札幌2歳Sに2頭の良血大物牝馬がエントリーしてきました。
アドマイヤセプターは新馬戦が7馬身差の大楽勝。
母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯を2回勝った列女、
祖母エアグルーヴはオークス、天皇賞・秋を制した女傑、
曾祖母ダイナカールもオークス勝ちと3代つづくG1ファミリーです。
叔父のフォゲッタブルやルーラーシップも活躍中で
日本最良の母系の筆頭にあげても異論はないでしょう。
アヴェンチュラの母アドマイヤサンデーは
2000年のこのレースの勝ち馬ジャングルポケットとの相性が良く
フサイチホウオー、トールポピーと2頭の重賞馬を出しています。
兄や姉が “早熟” だったという評価もありますが、
ホウオーはデビュー4連勝の中味が、新馬、東スポ杯2歳S、
ラジオNIKKEI杯、共同通信杯と文句のないものです。
ポピーも阪神ジュベナイルF、オークスとG1を2勝しました。
世にいう “早熟” タイプにはできない芸当だと思います。
ちょっと気になるのは、牝馬の実績がないところでしょうか。
芝1200mで行われていた90年代には、
スカーレットブーケ、ニシノフラワー、ビワハイジなどの名牝が
仕上がり早さとスピードにものをいわせてきましたが、
距離が1800mになった97年以降は勝ち馬が出ていません。
牝馬の出走そのものが少ないという事情はありますが、
大物2頭が過去のデータを書き換えてくれるのでしょうか。
きょうも来てくださってありがとうございます。
札幌2歳Sですが、牝馬とは逆に牡馬には縁起のいいレースです。
この10年でジャングルポケット、ロジユニヴァースを輩出しました。
ともに後にダービー馬の栄光に輝いています。
あすはそのあたり、牡馬陣の動向に触れてみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。