2010年09月25日
こんにちは。
きょうアスコットで行われるクイーンエリザベス2世S (芝8ハロン)、
1番人気が予想されたカンフォードクリフスが出走回避して、
どうやらライバル・マクフィの1本かぶりになりそうです。
カンフォードクリフスは愛2000ギニー、セントジェームスパレスS、
サセックスSとG1を3連勝中の3歳マイラーNo.1ホースです。
英2000ギニーでマクフィに負けましたが愛で雪辱しています。
サセックスSでは今回も出走するリップヴァンウィンクルに完勝、
人気を集めるのは当然という気がする勢いがありました。
どうやらG1ホースとして胸を張れる体調にないというのが、
出走回避の理由のようですが、残念です。
一方マクフィは英2000ギニーで穴をあけた後の愛2000ギニーで
惨敗します。軽いのど鳴りが原因だったといわれます。
しかし前走ジャックルマロワ賞ではみごとに立ち直り、
欧州マイルNo.1の女傑ゴルディコヴァを倒し大金星をあげます。
ちなみにマクフィの父ドバウィ、その父ドバイミレニアムも
同レースを勝っており父系3代にわたる制覇という快挙でした。
長い歴史がある上に、
距離カテゴリーのセグメンテーションが明確なヨーロッパでも
そうめったに達成できない記録のようです。
この一族は似通ったローテーションで使われており、
クイーンエリザベス2世Sはドバウィこそ2着に惜敗していますが、
ドバイミレニアムは6馬身差の圧倒的勝利を飾っています。
父の無念を晴らし祖父につづく、そんな一戦でしょうか。
カンフォードクリフスの今後はよく見えませんが、
マクフィはこの後のブリーダーズCマイルが目標と明言しています。
同レース3連覇を狙うゴルディコヴァと文字通り雌雄を決する、
見どころ満載の熾烈な戦いになりそうですね。
きょうも来てくださってありがとうございます。
海外でも日本でも秋が深まるにつれ
ビッグレースの勢力図みたいなものがはっきりしていきます。
今年の競馬もいよいよ本番間近です。