
2011年04月06日
こんにちは。
2003年の牝馬クラシックはショッキングなニュースで開けました。
2歳時4戦4勝と圧倒的な強さを見せつけていた
桜花賞の大本命ピースオブワールドが調教中に骨折したのです。
ピースオブワールドは2歳10月に福永祐一騎手でデビューを迎え、
父サンデーサイレンス、母がタイキシャトルの母の全妹という
まさに旬の良血馬として大きな注目を集めました。
ダート1400mの新馬戦を馬なりのまま6馬身差で勝つと、
芝に転じた2戦目もみじ賞も楽勝してファンタジーSヘ。
ここでも後の桜花賞2着馬シーイズトウショウを破り、
早くも桜はこの馬で決まりみたいな高い評価を受けます。
ちなみにこのレースの4着馬ソルティビットは
牝馬三冠アパパネのお母さんになる馬です。
そして迎えた阪神ジュベナイルフィリーズでは1.5倍の一本人気。
2番人気以下が10倍以上つけるという圧倒的な支持でした。
スタートを決めて好位をマークし直線であっさり抜けてくる、
そんな安定したレースぶりが信頼されるのは当然でしょう。
ところがこのレース、福永騎手は後方から進むことになります。
4コーナーを回ってもまだ馬群の中、
先行勢の脚色はいっこうに衰えず、絶体絶命のピンチです。
しかしそこからが次元が違っていました。
ビュッと抜け出すと1馬身半、文句のつけようがない勝利です。
誰もが桜が咲き誇る仁川の戴冠を想像したでしょう。
しかし競馬は、クラシックというものは幕を閉じてみなければ、
そのドラマの帰趨は分かりません。
きょうも来てくださってありがとうございます。
2003年の牝馬クラシック、絶対の主役のはずだった
福永祐一騎手と4戦4勝のピースオブワールドが舞台を去り、
桜戦線はにわかに雲行きが怪しくなってきます。
なんだか今年にかぶる光景ですが、続きは明日お届けします。
