2010年09月01日
こんにちは。
夏競馬も大詰めです。
先週は 「サマー2000」 シリーズのチャンピオンが決まりました。
新潟記念を勝ったナリタクリスタルがその馬ですが、
規程ギリギリの滑り込みでボーナス5000万円をゲットしました。
「サマー2000」 シリーズは出走頭数や出走レベルの面で
夏競馬を盛り上げるためにプレミアムボーナスを設け
「サマースプリント」 シリーズとともに夏の名物になっています。
福島の七夕賞にはじまって、函館記念、小倉記念、札幌記念、
そして新潟記念と2000mの5重賞が対象レースになっています。
いずれかのレースで1勝以上し、合計13ポイント以上なら
チャンピオントロフィとボーナス5000万円が贈られます。
ポイントは、1着が10ポイントで、以下着順に応じて5、5、3、2、
そして着外馬にも1ポイントが与えられます。
ナリタクリスタルの場合、新潟記念1着の10ポイントに加えて、
小倉記念4着の3ポイントが効きました。
規程ギリギリ、関係者には思いがけないプレゼントになりました。
函館スプリントS、アイビスサマーダッシュ、北九州記念、
キーンランドC、最終戦のセントウルSで競うサマースプリントも
同様の規程で同額の5000万円ボーナスが準備されています。
ことしはワンカラットが最終戦を前に王手をかけています。
頑張っている馬や関係者にはまったく罪はないのですが、
ちょっと甘すぎる気がしないでもありません。
似たような仕組みにグローバル・スプリント・チャレンジがあります。
オーストラリアで2戦、イギリスで3戦、日本で2戦、香港で1戦、
4カ国計8レースで争われる国際的なイベントになっています。
チャンピオンの資格は3カ国以上で出走し42ポイント以上と
かなり狭き門になっています。
(ポイントはホーム&アウェイ方式で計算され、
アウェイの場合は倍付けになりますが・・・)
ボーナス賞金100万ドルはさらにグンとハードルが上がり、
4カ国すべてで出走、3カ国でG1を3勝以上が条件となります。
普通に考えれば超えるのは不可能とも思えるハードルです。
去年も、一昨年も、その前の年も該当馬はいませんでした。
いなくて当たり前ですね。
ところがいたんです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
あすは、いなくて当たり前の奇跡を実現したサラブレッド、
4カ国出走はかないませんでしたが、3カ国でG1を3勝した
テイクオーバーターゲットの話題をお届けします。
どうぞよろしくお願いします。