2009年12月19日
こんにちは。
JRA競馬も残すところ2週となりました。
気ぜわしい日がつづきますが、いかがお過ごしですか。
さて、週中の水曜日、ダートの朝日杯といっていい
全日本2歳優駿(Jpn1)が川崎競馬場で行われました。
勝ったのは笠松所属の牝馬ラブミーチャン。
京都の500万下・D1200メートルをレコード勝ちして、
園田のジュニアグランプリ(Jpn2)D1400メートルを逃げ切り、
距離不安が心配された川崎のD1600メートルも問題なく、
通算5戦5勝で2歳チャンピオンの座を獲得しました。
全日本2歳優駿はことしで60回目と伝統のあるレースで、
歴代の勝ち馬からは、ちょっと古くなりますが、
ダービーで中央のエリートを蹴散らしたダイゴホマレ
有馬記念を制したオンスロート、
天皇賞・春と宝塚記念を連勝したヒカルタカイ、
また最近では海外G1を2勝したアグネスワールド、
海外を含めてG1を6勝したアグネスデジタル、
ドバイのゴドルフィンマイルの圧勝が世界に認められ
海外移籍したユートピアなどを輩出しています。
驚いたのはラブミーチャンの走破タイム1分40秒0。
これらの名馬を含め過去のどの馬より速かったことです。
父がダート短距離重賞で大活躍したサウスヴィグラスで、
母ダッシングハニーも中央D1000メートルで1勝だけの実績。
数々の名馬を輩出しているように、この時期の2歳馬には
相当な負荷と底力が求められるレースだと思います。
これをレースレコード勝ちするというのは
一介のスプリンターではない可能性があります。
ダンシングキャップ×シルバーシャークの血統で
半信半疑に思われていた笠松の大先輩オグリキャップが
大化けしたような奇跡が見られるといいですね。
存亡の危機に直面する
笠松競馬場の希望の星になってくれるとうれしいです。
きょうも来てくださってありがとうございます。
合田直弘さん『海の向こうの競馬、そしてホースマン6』は
香港国際競走シリーズ総括の最終回、
最高賞金レースの香港カップがきょうのテーマです。
次回は23日(水)から再開、
2009年の海外競馬を振り返ってもらいます。
『競馬新聞の◎をチェック!』は夕刻ごろの更新です。
どうぞよろしくお願いします。