第3回 2.12 無事に到着

ウオッカとともに関西国際空港から出国したディザイア。
10日の23時15分発の飛行機で出発し、
日本時間では11日の17時38分に到着しました。
(現地時間では11日の12時38分)
シンガポールでの乗り継ぎ便が定刻より遅れたこともあり、
ドバイのシャルジャ国際空港に着いたのは
予定より2時間40分ほど遅れてのものでした。

今日は松永調教師にお話を伺いました。

――― 到着後はどんな状態ですか?
予定より3時間近く長めの旅になりましたが
無事に現地へ到着したとの報告を受けました。
熱発などもなく、飼葉もしっかりと食べているようですね。
馬体の雰囲気も変わらないということで
とにかくホッとしました(笑)
10日の18時頃に栗東を出発したので、ほとんど丸一日の長旅。
初めての長距離輸送、しかも飛行機ですから心配しましたけど、
度胸が座っているというか、気持ちの強い馬ですよね。
歴戦の古牡馬だってガクッときて不思議じゃないのに、
本当にたいしたものですよディザイアは。
今日は1時間ほどの曳き運動を行ったようですし、
まずは第1段階をクリアというところですね。

――― この後は?
ドバイ到着後に48時間の着地検疫となります。
検疫からの解放後に調整がスタートすることになりますね。
僕も今晩、ドバイに向かうんですが、
ディザイアの状態と馬場入りの様子などを
自分の目で確認してくるつもりです。
すぐに戻ってこなくてはいけないので、
ほとんど飛行機という感じだとは思いますけどね(笑)
それでも聞くのと見るのは違いますから。
ディザイアにとっては
これから長期間の滞在になるわけだし、
あちらの環境を含めて
しっかりと確認してきたいと思っています。


【第4回へつづく】


東京サラブレッドクラブが発信する競馬情報サイト『 J-horseman 』 はこちらから!
武豊騎手との
特別対談を連載中です。