
2011年12月16日
こんにちは。
今年で63回目と長い歴史を誇る朝日杯フューチュリティSですが、
時代によってレースの性格がさまざまに変化しています。
第1回の出走馬からいきなりダービー馬を輩出し、
これまでに13頭のダービー馬を生み出してきました。
クラシックへの登龍門だったわけです。
ところが93年の勝ち馬ナリタブライアンが
翌年の三冠を席巻したのを最後にダービー馬は生まれず、
一昨年のローズキングダムの2着が最高という結果です。
なぜ、このように潮目が変わってきたのか?
ひとつには外国産馬の台頭があります。
70年代には今でも語り草になっている
マルゼンスキーの驚異的なレコード勝ちなど3頭が勝っています。
ちょっと間を置いて90年代に入るとリンドシェーバー、
グラスワンダーなど4頭が勝ち名乗りを上げています。
中でもグラスワンダーの年の朝日杯フューチュリティSは
2着マイネルラヴ、3着フィガロ、4着アグネスワールドと
上位を外国産馬が独占、マル外優位を見せつけました。
05年のゴスホークケンが最後で合計9頭が勝利を収めています。
マルゼンスキーやグラスワンダーのような超大物もいますが、
仕上がり早いスピード血統の外国産馬が多いようです。
クラシックへの登龍門というより2歳王者決定戦、
そんな性格を色濃くしてきたように思います。
もうひとつの要因は、西高東低です。
85年の栗東の坂路コース竣工をきっかけに関西馬が猛攻勢、
88年からは勝ち鞍で関東馬は負け越し続けています。
91年に阪神ジェベナイルフィリーズが新設され、
それまでは西は阪神3歳S、東は朝日杯と東西別々の路線が、
牝馬は阪神、牡馬は中山でそれぞれ王者を争うようになります。
この年の朝日杯のチャンピオンはミホノブルボン、
坂路の申し子とまで呼ばれた後の二冠馬です。
しかし東西から選りすぐりのスピード馬が集まるようになると、
先々2400mのチャンピオンロードを走るような馬は、
もともとデビューが遅く賞金的にも出走が微妙になります。
冬の中山のトリッキーなコースを嫌う調教師も多くなり、
ますますスピード王決定戦の性格を強めていきます。
では、今年はどんなレースになるのか?
明日はそのあたりを考えてみます。よろしくお願いします。
きょうも来てくださってありがとうございます。
91年の東西対決の形になってから20年、
これまで西の15勝、東の5勝という結果です。
馬場を貸すだけ、そんな陰口も聞こえてきます。
関東馬の奮起に期待したいものですね。
